世界の平和は多くの人が切実に願っていることでしょう。
しかし、現実に平和を維持することは簡単ではなく、多くの国はさまざまな思惑やそれぞれの状況下で軍事力を備えています。
つまり現実的には、世界が平和であるのも混乱に陥るのも、各国のパワーバランスが重要なポイントとなるのです。
それぞれの国で経済力や政治力、歴史認識が大きく異る中では、軍事における考え方にも差が出てきます。
ここでは、世界の国々の軍事費と対GDP比をランキング化して、国ごとの軍事力を明らかにしたいと思います。
超軍事大国のアメリカ、軍事力の増強が著しい中国、かつてはアメリカと張り合っていたロシア、憲法に戦力の不保持を謳う日本、ヨーロッパ諸国や韓国などそれぞれの国はどのような位置づけになっているのでしょうか。
なお、当ランキングは世界銀行による各国の軍事費データ(2018年)およびIMF(国際通貨基金)による各国の名目GDPデータ(2018年)にもとづいて計算しています。
※軍事費データおよび名目GDPデータの両方が公開されている国のみを対象にしています。
参考:
世界の軍事力ランキング(世界事典)
世界の軍事費の対GDP比率ランキング(世界事典)
もくじ
世界の軍事費ランキング
太字はG7(先進7カ国)です。
| 国 | 軍事費[百万US$] | 軍事費の対GDP比[%] |
|---|---|---|
アメリカ |
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中国 |
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サウジアラビア |
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インド |
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フランス |
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ロシア |
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イギリス |
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ドイツ |
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日本 |
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韓国 |
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イタリア |
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ブラジル |
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オーストラリア |
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アラブ首長国連邦 |
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カナダ |
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トルコ |
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スペイン |
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イスラエル |
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イラン |
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ポーランド |
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パキスタン |
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オランダ |
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シンガポール |
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台湾 |
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コロンビア |
||
アルジェリア |
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インドネシア |
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クウェート |
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ノルウェー |
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タイ |
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オマーン |
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メキシコ |
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イラク |
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スウェーデン |
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チリ |
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ベトナム |
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ギリシャ |
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ベルギー |
||
スイス |
||
ウクライナ |
||
ルーマニア |
||
ポルトガル |
||
デンマーク |
||
アルゼンチン |
||
バングラデシュ |
||
フィンランド |
||
フィリピン |
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リビア |
||
モロッコ |
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南アフリカ共和国 |
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マレーシア |
||
オーストリア |
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エジプト |
||
レバノン |
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チェコ共和国 |
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ペルー |
||
エクアドル |
||
ニュージーランド |
||
ナイジェリア |
||
ミャンマー |
||
アンゴラ |
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ヨルダン |
||
イエメン |
||
アゼルバイジャン |
||
スリランカ |
||
ハンガリー |
||
カザフスタン |
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バーレーン |
||
スロバキア共和国 |
||
アイルランド |
||
ウルグアイ |
||
ケニア |
||
ブルガリア |
||
スーダン |
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リトアニア |
||
セルビア |
||
クロアチア |
||
チュニジア |
||
ベラルーシ |
||
ラトビア |
||
タンザニア |
||
ボリビア |
||
エストニア |
||
アルメニア |
||
コートジボワール |
||
ドミニカ共和国 |
||
カンボジア |
||
ボツワナ |
||
スロベニア |
||
エチオピア |
||
マリ |
||
ベネズエラ |
||
ナミビア |
||
カメルーン |
||
ジンバブエ |
||
ルクセンブルク |
||
ホンジュラス |
||
ウガンダ |
||
ネパール |
||
パラグアイ |
||
キプロス |
||
ザンビア |
||
ブルネイ |
||
セネガル |
||
ジョージア |
||
ブルキナファソ |
||
コンゴ民主共和国 |
||
コンゴ共和国 |
||
グアテマラ |
||
エルサルバドル |
||
ガボン |
||
チャド |
||
ニジェール |
||
ボスニア・ヘルツェゴビナ |
||
ガーナ |
||
ギニア |
||
ジャマイカ |
||
アフガニスタン |
||
アルバニア |
||
トリニダード・トバゴ |
||
モーリタニア |
||
モザンビーク |
||
キルギス共和国 |
||
ルワンダ |
||
北マケドニア |
||
トーゴ |
||
タジキスタン |
||
モンゴル |
||
ベナン |
||
エスワティニ |
||
モンテネグロ |
||
ニカラグア |
||
マダガスカル |
||
マルタ |
||
ブルンジ |
||
ソマリア |
||
パプアニューギニア |
||
ガイアナ |
||
南スーダン |
||
マラウイ |
||
レソト |
||
フィジー |
||
モルドバ |
||
中央アフリカ共和国 |
||
シエラレオネ |
||
セーシェル |
||
ベリーズ |
||
モーリシャス |
||
東ティモール |
||
赤道ギニア |
||
ギニアビサウ |
||
リベリア |
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ガンビア |
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カーボべルデ |
||
パナマ |
||
コスタリカ |
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アイスランド |
||
ハイチ |
世界の軍事費比較マップ
まずは軍事費の比較マップです。
色が濃いほど軍事費が多い国です。

次は対GDP比の比較マップです。
色が濃いほどGDPに占める軍事費が多い国です。

世界の軍事費まとめ
軍事費のトップはアメリカで、ほかの国々を圧倒しています。その額は2位の中国から9位の日本までの合計とほぼ同じになります。
さらに、アメリカ一国で、世界中の国の軍事費の総額の36%にものぼります。
2位の中国はアメリカと比べたら半分以下ですが、3位のサウジアラビアとは3.7倍もの大きな差があります。
かつてアメリカと競っていたロシアは6位です。
9位の日本の前後にはドイツ(8位)、韓国(10位)がランクしています。
先進7カ国の中では日本は5位です。
一方、GDP(国内総生産)に占める軍事費の割合ではランキングの様相が変わってきます。
1位のサウジアラビアを筆頭に、中東(アフリカ北部も含む)地域の国々がこぞって上位にランクイン。地域の不安定な情勢を反映して、GDPの割には軍事費への支出が多いことが分かります。
サウジアラビアの軍事費はGDPの8.63%にもなります。2位のリビアは8.62%、3位のオマーンは8.16%といずれもかなりの高水準。
なお、日本の防衛費の対GDP比はフィジーと同率の0.94%で119位となり、先進7カ国の中ではダントツで最下位です。カザフスタン(118位)やベルギー、パラグアイ(121位)と同水準です。
これは、日本では軍事費(防衛費)を対GDP比の1%未満にすべきという国内圧力が強いことが影響している結果と思われます。
参考までに、北大西洋条約機構(NATO)では加盟国に対してGDPの2%以上を防衛費とするよう要求しています。
ほか、ロシアは3.76%で13位、アメリカが3.17%で19位、韓国は2.66%で29位、中国が1.86%で56位となっています。
日本に住む私達の多くは軍事・防衛や戦争に対する知識、意識が低い傾向にあります。
争いなどないほうがよいに決まっていますが、残念ながらすべての国が一斉に軍事力を放棄することでもない限り、パワーバランスを意識した防衛政策をとらざるを得ないでしょう。
自分たちには関係のない話とは思わないで、もっと軍事・防衛に関心を持つべきなのかもしれませんね。
世界を見える化するサイト ミエルカ





























































































































































