【高齢者と若者】運転者の年齢別交通死亡事故率の比較グラフ

交通事故による悲劇が後を絶ちません。特にお年寄りによる死亡事故が目立って報道されている印象を受けます。

しかし、本当に高齢者による死亡事故はほかの年代に比べて多いのでしょうか。

ここでは、運転者の年齢別の自動車による交通死亡事故件数をまとめてグラフで示しました。今まで漠然と受けていた印象を少し違う結果になるかもしれません。

出所

  • 平成30年における交通死亡事故の特徴等について(警察庁)

交通事故件数の推移

最初に、全体の交通事故件数と過去の推移を確認しておきましょう。

交通事故件数の推移
800,000
723,613
698,129
687,911
655,967
630,725
596,658
544,279
510,050
474,776
447,089
406,755
400,000
0 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 H28年 H29年 H30年

平成30年は406,755件です。平成20年の723,613件以降一貫して減り続けています。

警察による事故防止の取組、人々の運転に対する安全意識の高まりが奏功しているのだといえるでしょう。

年齢別交通事故件数

次に、運転者の年齢別のすべての交通事故件数を示します。

年齢別交通事故件数(総数) 平成30年(2018年)
50,000
13,158件
41,578件
33,764件
39,491件
32,169件
25,953件
17,988件
9,976件
3,971件
25,000
0 16

19
20

24
25

29
30

34
35

39
40

44
45

49
50

54
55

59
60

64
65

69
70

74
75

79
80

84
85

以上

件数の多い順に、20代前半の41,578件、40代後半の39,491件、20代後半の33,764件、60代後半の32,169件と続きます。70代以降は顕著に減り続けていますね。

免許保有人口10万人あたりの交通事故件数

該当する年齢層における、免許保有人口10万人あたりの交通事故件数です。

免許保有人口が考慮されているため、単純な総数よりも事故を起こしやすい年齢層が正確にわかります。

年齢別交通事故件数(免許保有人口10万人あたり) 平成30年(2018年)
2,000
1,489件
877件
624件
488件
414件
533件
646件
1,000
0 16

19
20

24
25

29
30

34
35

39
40

44
45

49
50

54
55

59
60

64
65

69
70

74
75

79
80

84
85

以上

1番多いのは10代の1,489件となります。圧倒的ですね。この年代は免許を取得している人自体が少ないため事故件数も少ないのですが、ひるがえって事故率は一番高いのですね。

1.5%くらいが事故を起こしている計算となります。毎年100人中1人か2人はなんらかの事故を起こしていると考えると少し怖いですね。

2番めに多いのは20代前半の877件、3番めに多いのが85歳以上の646件という結果になりました。

一方、30代後半から70代前半にかけては優秀といえるでしょう。

しかし、25歳以降は年齢層による違いはあまり大きくはないことが見て取れます。

免許保有人口10万人あたりの死亡事故件数

ここまでは事故の総件数の比較でしたが、死亡事故に限定するとどうなるか見てみましょう。

年齢別交通死亡事故件数(免許保有件口10万人あたり) 平成30年(2018年)
20
11.43
4.58
3.44
2.89
2.84
2.98
2.95
3.56
3.09
3.39
3.42
4.40
6.17
9.21
16.27
10
0 16

19
20

24
25

29
30

34
35

39
40

44
45

49
50

54
55

59
60

64
65

69
70

74
75

79
80

84
85

以上

これは一目瞭然、85歳以上の高齢者がダントツで16.27件です。

次点の10代11.43件の1.5倍ほどあります。一番低い30代前半(2.89件)とくらべると5.6倍以上にもなります。

30代以降60代までは比較的優秀ですが、70代以降から急激に死亡事故率が高くなっています。

まとめ

事故全般については若年層ほど起こしやすいことがわかりました。一方、死亡事故に限ると高齢者のほうが起こしやすくなります

若年層は無謀さや経験不足、運転技術の未熟さから危険運転をしやすいと想像できます。

高齢者は身体能力や思考能力の低下により危機回避がしづらくなっていると考えられます。長年の経験による過度な自信も影響しているのかもしれません。

交通事故は被害者だけでなく加害者にも大きな負担を強います。

さまざまな人を不幸にしないために、運転するときは必ずそれぞれの年代の特性を考慮して安全運転を心がけたいですね。

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